ポケマイスター

第１回 ポケモンリーグ　 任天堂公式大会 　ニンテンドウカップ１９９７

第１回 ポケモンリーグ ニンテンドウカップ１９９７は初代公式大会で、事前応募抽選制『月刊コロコロコミック』を見て往復ハガキで応募する。

当選通知・落選ハガキが大会前に送られてくる。問題はこれに当選しないと地区予選には出場できない。

　 　　　　

　

ニンテンドウカップ１９９７ルール

使用できるカセット　『ポケットモンスター 赤・緑・青』

出場できるポケモンは１４９匹　ミュウツー・ミュウは出場できません。

エントリーできるポケモンは６匹　お互いに見せ合いその中から３匹を選んで対戦する。

ポケモンのレベルは５０以上５５以下。対戦するポケモン３匹のレベルの合計が１５５以下でないといけない。

同じポケモンをエントリーしてはいけない。２匹以上眠らせてははいけない。

最後の１匹同士の時で「じばく」「だいばくはつ」を使ったら、使った方が負けとなる。

２匹以上凍らせる事ができる。『ポケモンスタジアム』からはできない。

対戦中どうぐは使えない。もたせる事もできない。

対戦時間は１０分間とする。

参加資格は中学生まで

　

開催地区　　北海道地区・東北Ａ地区・東北Ｂ地区・関東Ａ１地区・関東Ａ２地区

　　　　　　　　関東Ｂ地区・中部Ａ地区・中部Ｂ地区・北陸地区・関西地区

　　　　　　　　中国Ａ地区・中国Ｂ地区・四国地区・九州Ａ地区・九州Ｂ地区

　

開催期間は８月２９日から全国１５会場で開催される。

各地区の参加者（当選者）は２５６名　全国３８４０名の中で地区優勝者１５名が全国大会に出場できる。

　

地区予選はトーナメント形式　参加者は会場受付で、『ポケットモンスター赤・緑・青』いずれかのカセット（ロム）の検査を受けてＯＫが出れば、次にＡブロック〜Ｈブロックに振り分けられます。

各ブロック３２名で、１回戦〜４回戦が行われ１回勝利勝利するごとに、ジムバッジがもらえます。４回戦めを勝利するとブロック代表になり決勝リーグに進みます。

　

　　
　　　グレーバッジ　　　　ブルーバッジ　　　　オレンジバッジ　　　レインボーバッジ
　　　１回戦勝者　　　　　　２回戦勝者　　　　　３回戦勝者　　　　 ４回戦勝者

　

決勝リーグは各ブロックに勝利した８名で、５回戦・６回戦・７回戦（準決勝）・８回戦（決勝戦）を行い８回戦に勝利した方が、地区代表・優勝者になります。

　

　 　
　　　ピンクバッジ　　　　ゴールドバッジ　　　クリムゾンバッジ　　グリーンバッジ
　　　５回戦勝者　　　　　　６回戦勝者　　　　７回戦勝者　　　　　　８回戦勝者

　

１９９７年８月３０日　朝から一人で出かけていたクレア(中学２年)が大きなピカチューのめいぐるみをもって帰宅した。

「お母さん大変な事に、なってしまった。ポケモンの大会に出て優勝してしまった。」と・・・・

普通なら「よかったねぇー」で終わりだが、優勝したので後日開催される全国大会に出場することになったと聞かされる。そら（セリス小学３年）は、凄いじゃんと喜でいた。

クレアが応募したのは、関東Ａ２（東京地区）応募人数は大変多く当選確率は低くくその中で当選はしたのはラッキーとしか言いようがない。

予選会場は千葉の幕張メッセ　１人でよく行ったと思います。

ポケモンの対戦は、ほとんど姉弟でしていて、弟に負けるのが嫌で、ポケモンを始めて少しずつはまって行きリーグ当選をきっかけに一段と熱が入ったようです。

特に『ポケットモンスターを極める本』をひたすら読み続けていました。

当時のテレビ東京放送番組『６４マリオスタジアム』のポケモン対戦コーナーも、５月に９７ルールが、発表になってからは９７ルールが取り入れられとても勉強になったようで、毎週録画して、いろいろと研究していました。

一生懸命育てたポケモンと自分で作った研究ノート・当選通知・ゲームボーイ・ロムを、持って幕張に行ったのでしょう。

会場入り口で当選通知を出し次にロム検査 何かの機械に差し込みチェックを受ける。

検査終了と思った時　スタッフ様子が変です。改造なんかしてませんよ〜。

クレアがスタッフの方に呼ばれ「あのぉぉ〜 すみませんデーターが消えてしまいました。」

数ヶ月かけて育てたポケモンが一瞬に消えたといわれたらショックですよねぇ〜

クレアは呆然としたと思いますよ　少したって、別のスタッフの方が、数個のロムを持って来たそうです。「この中から代わりになるポケモンを選んで準備してもらえますか」

クレアは即行良い数値のポケモンを選び準備したそうです。でも簡単に準備できるものではなかったようです。予選開始時間が来たが、予選は開始されても、クレアはまだ準備中です。

それでも何とか完成したそうです。いよいよクレアの予選第１試合がスタート。こんな事がありましたが何とか予選は勝ち進み決勝リーグへ進出。 決勝リーグも順調に勝ち進み最後の決勝戦は不利だったが運を味方につけ急所が出て優勝し地区代表になれました。この時のロムは頂いたそうです。

地区大会で優勝してゲットした「グリーンバッジ」はとても輝いていクレアの宝物になりました。

　

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　この本はとても重要でした。　　　　 グリーンバッジ

　

数週間後、任天堂�鰍ﾌポケモン担当の方から電話を頂き全国大会出場の確認と保護者の同意を求められもちろん同意しました。

後日、全国大会参加の書類が送られて来て同意書や日程案内が入っていて、開催日は、１１月２３日参加者と保護者１名は会場が幕張メッセなので前日に幕張プリンスホテルに集合してお泊りご招待と書いてありました。ほんと凄い事になってしまいました。

それに『６４マリオスタジアム』の番組で関東Ａ２の予選が放送されると聞き早速に見てみました。　最後に２０秒位でしたが、映ってました。

　 　

　　　　　　　

　

そして、１１月２２日クレアと母親は幕張に向かって出発。集合場所は幕張メッセ関係者専用入り口　そして会場の２階控え室へ行き選手１５名と保護者が集まった所で、明日の大会説明を聞き承諾書を渡しゲームのロムは回収された。

この承諾書は次回発売される『ニンテンドウ６４』のカセット『ポケモンスタジアム』のゲームの中に各個人のデーターを取り込み使用するいう承諾書だった。ポケモンリーグを設定して、顔はイラストでデーターは本人が選ぶ技を推定して対戦できる形に作るらしい。

全員スタッフの方の案内でホテルへ移動して解散。夕食は明日の勝利の願って、とんかつを食べればよかったのに、ホテルのバイキングレストランにしたそうです。

　 　 　　　　　　
　　　　　　　　　　記念に取っておいたホテルのルームキー

　

私とそらは、応援する為当日朝早く会場に向かいました。

会場は幕張メッセ(日本コンベンションセンター国際展示場)新館ホール９・１０・１１ 近くまで来て、びっくりです。ものすごい人の行列が出来ていて入場するだけでも大変です。

３０分位かかって何とか入場しましたが会場内も人でいっぱいです。

看板には、「ＮＩＮＴＥＮＤＯスペースワールド９７」と書いてあり　任天堂さんの色々なゲームの紹介・体験・イベント・ポケモングッズ販売などが行われる会場でした。でもポケモン関係が多かった気がした。

「幻のポケモン」ミュウーが、事前応募で１０万人にブレゼントするゾーンがありました。ポケモンゾーンでは、これから発売される『ポケモンスタジアム』『ポケットモンスタ金・銀』の紹介をしていました。

お昼になり昼食を軽くとっていた頃　クレアと母親はゆっくり朝食をすませホテルロビーに集合してスタッフの方の案内で、会場入り控え室へ行き時間まではほぼ軟禁状態だったそうですが、お昼は豪華な幕の内を頂き飲み物は飲み放題というすばらしい環境で他の選手と交流していたそうです。

　

イベント案内には、任天堂オフィシャルポケモンリーグ全国大会と書いてあり大会は午後１４時からなので早めにメインステージの前列席の場所をキープして待機してました。

時間になり、ＭＣのアナウンスが始まり全国大会のスタートです。

解説は、トランセル種市さん『６４マリオスタジアム』ポケモン対戦の解説者

これをきっかけにクレアは、トランセル種市さんには大変お世話になる。

ルール説明が終わり選手入場１５名がステージに並び選手紹介(女の子はクレアだけでした)そして対戦開始

対戦の組み合わせは、控え室で抽選で決められ４試合勝てば日本一です。

いよいよクレアの１回戦目の対戦です。「頑張れーーー」

私は、当時ポケモンの事はまったく知識が無くただ解説を聞きながら応援していました。

１回戦は勝利して２回戦目です。何とか勝利してもらいたかったのですが、２回戦目で負けてしまいました。悔しかったと思いますが仕方ありません。「お疲れ様でした。」

その後も対戦は続き優勝したのは北陸地区代表の宮沢徹君、準優勝者は関西地区代表の西村俊君でした。　おめでとうございます。

　　

　 　

　

そしてクレアはベスト８でした。

表彰式も終わり全国大会終了です。優勝商品はニンテンドウ６４だったと思います。　

控え室に戻り交通費の清算です。クレアは都内なので２名（往復）３０００円位でしたが地方の方は数万円の申告をしてたそうで、交通費・宿泊代・朝食代・昼食代・その他を入れたら大変な金額になります。任天堂さん太っ腹ですね。　

　

全国大会の参加賞は、ピカチュウレコード腕時計（非売品）お好きなゲームソフト１本　もちろん 次回新作ソフトポケモン金銀を下さいと言ったら　発売日に送られて来たそうです。抽選でないともらえない「幻のポケモン」ミュウーも頂きました。　

いよいよ解散です。仲良くなった全国のトレーナーの皆さんともお別れです。

　

今回のニンテンドウスペースワールド９７には、一般展示会場入場者１３５，０１１人 　ミュウプレゼント会場入場者数１０９，９５７人　総入場者数２４４，９６８人だったそうです。こんな大規模なイベントに参加出来てとても楽しかったです。

　

主催の任天堂の方々　運営されたスタッフの方々　大変お世話になりました。

そしてありがとうございました。

　

　ニンテンドウスペースワールド '97公式サイト　速報!ポケモンリーグ決勝大会　

　

　ニンテンドウスペースワールド '97公式サイト　

　

　 　　　　

後日　任天堂さんからデーター提供のお礼状を頂きました。

　

　

第１回ポケモンリーグ公式大会

参加者の紹介

　

北海道地区　加藤 和人　君　（トレーナー名：マサハル）

　

東北Ａ地区　結城 洋次郎　君　（トレーナー名：ようじろう）

　

東北Ｂ地区　高橋 潤　君　（トレーナー名：じゅん）

　

関東Ａ１地区　鈴木 雄輔　君　（トレーナー名：ユウスケ）

　

関東Ａ２地区　藤田 美蘭　　（トレーナー名：クレア）

　

関東Ｂ地区　林 康宏　君　（トレーナー名：ヤスヒロ）

　

北陸地区　宮沢 徹　君　（トレーナー名：おれさま）

　

中部Ａ地区　山田 高久　君　（トレーナー名：ブルー）

　

中部Ｂ地区　北川 恭教　君　（トレーナー名：テンサイ）

　

関西地区　西村 峻　君　（トレーナー名：にっしん）

　

中国Ａ地区　今井 大介　君　（トレーナー名：ダイスケ）

　

中国Ｂ地区　岩政 健治　君　（トレーナー名：サトシ）

　

四国地区　吉井 博紀　君　（トレーナー名：ヒロ）

九州Ａ地区　吉富 大成　君　（トレーナー名：タイセイ）

　

九州Ｂ地区　渕脇 昭裕　君　（トレーナー名：アキヒロ）

　

 

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